2019年01月02日

2019年、今年もどうぞよろしくお願いいたします

スルタノフブログを応援して下さっている皆様へ。
毎週このブログをお読み頂きまして、どうもありがとうございます。昨年より始めたこのブログですが、多くの方の応援によって1年間継続することが出来ました。

スルタノフは1969年生まれですので、2019年は生誕50周年となる記念すべき年でもあります。
私たちスルタノフ支援会も、それを盛り上げるために、このブログを書くことの他にも、スルタノフを深く知ってもらうための企画を実現していこうと思っています。

【コンサート企画(その1)】
今年の3月31日(日)には、以下のコンサートを開催する予定でいます。
Tribute to Sultanov Vol.5 〜今泉響平 CD発売記念リサイタル〜
スルタノフが得意としたホロヴィッツ編のレパートリを中心に、記念イヤーを盛り上げる熱いコンサートを目指します。チケットは現在予約開始しておりますので、お気楽にご連絡下さい。

【コンサート企画(その2)】
8月31日(土)には、都内でスルタノフ生誕50周年を記念するコンサート・イベントを開催したいと検討中です。スルタノフに関連するピアニストによる、ガラコンサートにしたいと考えています。
詳細はいずれこのブログでもご紹介したいと思いますが、もしご興味がある方は手帳に日程を記載しておいて頂けるとありがたいです。

【ファンの交流会】
以前はやっていたのですが、コンサートとは別に、ファンが交流できる場をまた作ろうか、とも考えています。もし希望される方が多ければ前向きに検討してみようと思いますので、お声をかけて下さい。
実施する場合は、8月中にやりたいと考えています。

【スルタノフに関する質問募集】
スルタノフについて、こんなことを知りたい、というのがあれば、ゴシップ的な話から、専門的な話まで何でもお問い合わせ下さい。もちろん私たちが回答出来ないことはたくさんありますが、ご家族などに確認することは出来ます。
どういう幼少期を過ごして、どのような練習をするとああいうピアニストが出来るのか、など、少しずつ解明していきたいと思います。


スルタノフが最後に来日したのは1999年ですので、今年は生演奏を最後に聞いてから20年がたつことになります。昨年もいろいろな方とお話をさせて頂きましたが、スルタノフを知っている、覚えているという方も多いですし、中には、1995年のショパンコンクールを現地で聞いたという方とまでお会いすることが出来ました。予選で弾いたワルツ1番を今でもよく覚えています、と幸せそうにおっしゃってくれて、こちらも嬉しい思いでした。

メモリアルイヤーとなる今年も、引き続きまして応援をどうぞよろしくお願いいたします。
48392125_2376398409313081_6467690744516706304_n.jpg
posted by Murakami at 16:08| Comment(3) | お知らせ

2018年12月30日

アンコール (シューベルト 即興曲第4番 op.90-4)

スルタノフが1999年によく使ったアンコールの1つは、シューベルトの即興曲です(op.90-4)。
1999年のツアーは、基本的にリストのソナタを中心にしたものでしたが、微妙に曲目を変えてプログラミングしており、互いに弾かなかったものをよくアンコールで弾いていました。このシューベルトの即興曲も、アンコールでよく演奏されたものの1つです。おそらく作品4曲中、他のもレパートリには入っているとは思いますが、録音が残されたのはこの4曲目だけです。とはいえ、スルタノフらしさを象徴する演奏となっています。



この演奏は、オクターブや裏打ちなど、かなり手が加えられていて、「スルタノフ編」と言ってもよいかと思います。
好き嫌いの好みは分かれそうですが、一度は聞いてみる価値のある演奏です。ご家族によって残された貴重な録音をお楽しみ下さい。

さて、このスルタノフ編の解釈での演奏ですが、来年3月のスルタノフ記念演奏会である、"Tribute to Sultanov Vol.5" にて演奏されます。ご興味がある方は是非 3/31 に MUSICASA へお越し下さい。数々のホロヴィッツ編曲と共に、ウィットの聞いたシューベルトをお楽しみいただけると思います。

Tribute to Sultanov Vol.5 〜今泉響平 CD発売記念リサイタル〜
posted by Murakami at 12:08| Comment(0) | 演奏

2018年12月23日

Tribute to Sutlanov Vol.5 のお知らせ

このたび、スルタノフ記念コンサートを実施することになりましたので、お知らせいたします。
過去に何度も実施している、「Tribute to Sultanov」シリーズですが、2019年はホロヴィッツ没後30周年、そしてスルタノフ生誕50周年でもあり、また主演のピアニスト今泉響平さんが、それにちなんだCDを発売される予定もあるため、それを記念する形でコンサートを開催します。スルタノフ編、ホロヴィッツ編満載の貴重なコンサートになると思いますので、スルタノフファンや今泉ファンはもちろんのこと、ホロヴィッツファンや、超絶技巧編曲ファン、ロシアピアニズム愛好家など、幅広いお客様に来て頂けると嬉しいです。

コンサート紹介ページ⇒http://www.alexeisultanov.jp/concert/20190331.html

20190331a-1.jpg

以下コンサートの詳細です。

公演タイトル:Tribute to Sultanov Vol.5 〜今泉響平 CD発売記念リサイタル〜
- ホロヴィッツ没後30周年・スルタノフ生誕50周年 -

日時: 2019年3月31日(日) 18:40 開場 19:00 開演
会場: MUSICASA(小田急線代々木上原駅 徒歩4分)
前売:3,000円 当日:3,500円 全席自由

出演
ピアノ:今泉 響平
トーク:村上 雄介

主催: アレクセイ・スルタノフ支援会
後援:一般社団法人全日本ピアノ指導者協会(ピティナ)、響企画、MPM企画
チケット申し込み専用サイト:PC用 / Mobile用
お問い合わせ: concert@alexeisultanov.jp

■プログラム
F.シューベルト:4つの即興曲Op.90より第3曲 変ト長調
F.シューベルト:4つの即興曲Op.90より第4曲 変イ長調 (A.スルタノフ版)
F.リスト=V.ホロヴィッツ:ハンガリー狂詩曲第2番 S.244/2 (A.スルタノフ版)
F.リスト=V.ホロヴィッツ:巡礼の年報 第1年 「スイス」S.160より第6曲 「オーベルマンの谷」
F.リスト=V.ホロヴィッツ:2つの伝説 S.175より第2曲 「波の上を渡るパオラの聖フランチェスコ」
M.ムソルグスキー=V.ホロヴィッツ:展覧会の絵

曲目・曲順が変更になる場合がございます。

(参考動画:リスト=ホロヴィッツ(スルタノフ編)を演奏する今泉氏)
posted by Murakami at 18:17| Comment(0) | コンサート

2018年12月16日

アンコール (ショパン ワルツ第1番 op.18)

スルタノフのアンコールレパートリとしては、定番とは言えないですが、1996年のツアーではよく使っていたのがショパンのワルツ第1番、華麗なる大円舞曲です。1996年の日本公演でもアンコールレパートリとして使っていました。

日本公演でアンコールで使ったものも、NHKで放映されたのですが、本日は YouTubeに投稿されているポーランドでのリサイタルをご紹介します。こちらはおそらく1996年12月8日のショパン協会主催のワルシャワでのコンサートだと思います。拍手の状況や座ってからの弾き方をみると、アンコールでの演奏と見て間違いないと思います。



この曲、この演奏に限った話ではありませんが、スルタノフのワルツの演奏は、大変ウィットが聴いていて、聴く人を幸せにする魔力があると感じられます。
また、かつて以下のエントリに紹介した通り、少し音を変えて魅力的にするのも特徴的です。
http://blog.alexeisultanov.jp/article/182787184.html

ショパンコンクールでの演奏と聞き比べても面白いかもしれません。コンクールという場ではありますが、スルタノフらしい遊び心が怖いくらい表れていると思います。


なお、有名な話ではありますが、このショパンコンクールでの演奏は、2次予選の途中の曲です。本来観客は、途中で拍手をしてはいけないのですが、この曲が終わると声をあげて拍手をしているのが記録されています。それだけ当時圧倒的なパフォーマンスであったということでしょう。
是非、リサイタルでの演奏、またコンクールでの演奏をお楽しみ下さい。
posted by Murakami at 00:37| Comment(0) | 演奏

2018年12月08日

アンコール (ショパン エチュード op.10-12)

スルタノフのアンコールをこれまで紹介してきましたが、定番エントリはまだまだあります。

未紹介なものの中で有名な曲目の1つはショパンのエチュード(革命)でしょう。スルタノフは1995年のショパンコンクールの1次予選でこのエチュードを弾き、チェルニー・ステファンスカに「こんな凄い革命は聴いたことがない」と言わせたことでも有名になりました。そのレポートを見て、1996年の来日公演はあっという間に売り切れたとも言えます。
このエチュードはアンコールの定番として、何度も演奏されており、録音もいくつか残っていますが、YouTubeには1999年の日本公演から3月4日に東京芸術劇場で演奏したシーンがあります。



こちらは、凄いと言われたコンクールでの演奏をさらに上回る激しい表現になっています。ただ高速に弾いているだけのようにも聞こえますが、ダイナミクスや、リズム感、内声強調などから、左手のオクターブの強化や些細な音の変更など、プロとしての工夫に満ちた大変素晴らしい演奏です。映像としてこれが残っているというのは大変貴重です。

アンコール演奏ですので、拍手から突然に始まりますが、観客の1人になったつもりで、是非映像をお楽しみ下さい。
posted by Murakami at 23:15| Comment(0) | 演奏