2021年09月20日

モスクワで開催されたスルタノフの記念コンサートのご紹介

2021年9月17日(金)に、モスクワの Niko Art Gallery で「"ВОЗВРАЩЕНИЕ"(Return)」というタイトルでスルタノフの記念コンサートが開催されました。
このコンサートは、モスクワのスルタノフチームをリードしているMarina Larichevaさん、ロシア語版スルタノフ本の著者でもあるMikhail Muzalevskyさん、そして、スルタノフの実弟の Sergei Sultanovさんの3人によって企画・運営されたものです。
残念ながら、元々アナウンスされていたAndrei Korobeynikovさんは出演出来ず、プログラムも多少変わってしまいましたが、スルタノフの師匠である、レフ・ナウモフ先生のお孫さんである、ピアニストのAlexey Kudryashovさんがラフマニノフのソナタ2番を弾いて下さいました。
スルタノフのお父様のFaizalさんも来場し、皆さんから愛と感謝の言葉、そして花束が贈られていたようです。セルゲイ氏も挨拶をしたりと大活躍。ビデオなども放映されて、参加された皆さんの心に強く残ったと思います。

当日の写真や動画について、こちらのブログでも共有させて頂きます。

1. 当日のプログラムの写真
スルタノフに捧げるコンサートと書いてあります
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2. プログラムノート
プログラムノートは、曲目と演奏者、そして、全演奏者からスルタノフに対するコメントが載せられています。このような記念コンサートにおいて、主催者だけでなく、演奏者からのコメントが掲載されているのは、「スルタノフに捧げるコンサート」として大変素晴らしいと思います。
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3. 主要人物
左から順に
Marina Larichevaさん
Sergei Sultanovさん
Tatiana Bauderさん
タチアナさんは、スモレンスク在住ですが、この日のためにモスクワにいらしています。主催のマリーナさんと共に、ロシア語圏でスルタノフ・コミュニティを支えている重要人物で、いつか日本のメンバーともコラボしたいです。
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4. 花束を受けるスルタノフパパ
お元気に会場にいらして下さったスルタノフのお父様。皆様から、感謝の言葉をかけられ、花束を頂いていたとのこと。嬉しいですね。
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5. 集合写真
メンバーは、左から順に
Alexey Kudryashovさん:ナウモフ先生の娘(Natalia Kudryashovaさん)のお子さん。
Marina Larichevaさん:主催者の1人
Alexander Klyuchkoさん:出演者の1人(今年のシドニーやルービンシュタインにも出られていたと思います)
Tatiana Bauderさん:熱烈なスルタノフファン
Alexey Bogachevさん:出演者の1人。スルタノフのことは、タラソフが1998年のコンクールの優勝候補と言っていたことから知ったとのこと。
Sergei Sultanovさん:実弟。主催者の1人
Faizal Sultanovさん:実父
(不明)
Mikhail Muzalevskyさん:主催者の1人。スルタノフ本の著者
Yulia Muzalevskayaさん:出演者の1人。

実に素敵な写真です!!
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当日の動画は以下になります。是非その雰囲気をお楽しみ下さい!

posted by Murakami at 18:15| Comment(0) | コンサート

2021年07月25日

モスクワで記念コンサートが開催されます

2021年9月17日(金)に、モスクワの Niko Art Gallery で「"ВОЗВРАЩЕНИЕ"(Return)」というタイトルでスルタノフの記念コンサートが開催されます。

曲目:
クライスラー=ギンズブルグ:プニャーニの様式による前奏曲とアレグロ
ラヴェル:水の戯れ
リスト:マイアベーアの歌劇『悪魔ロベール』の回想
メトネル:忘れられた調べ 第2集 悲劇的ソナタ Op.39-5
リスト:メフィストワルツ第1番、忘れられたワルツ第1番
スクリャービン:ピアノソナタ第2番 Op.19
スクリャービン:ピアノソナタ第5番 Op.53
ラフマニノフ:組曲 第1番 「幻想的絵画」 Op.5

出演者は以下の通りです
Yulia Muzalevskaya
Nadezhda Lukyanchuk
Andrei Bulatov
Vladislav Dryazgov
Alexander Klyuchko
Andrei Korobeynikov
Sergei Sultanov

Yulia Muzalevskayaさんは昨年のモスクワのコンサートでも演奏された方です。
後半にスクリャービンのソナタを2曲演奏するアンドレイ・コロベイニコフさんは国際的に活躍するピアニストで、来日も何度もされていて、日本の皆さんにもなじみがあると思います。
演奏会の最後は、スルタノフの弟で、何度も日本に来日してお馴染みのセルゲイさんと、コロベイニコフさんによる2台ピアノになります。

会場のニコ・ギャラリーは美術館ですがピアノが置いてあり、モスクワのピアニスト達がコンサートで最近よく使っている会場です。ロゴが目立つので、見たことがある方もいらっしゃると思います。(例えば、同じ会場でコンサートを行うホロデンコ氏の動画)

世界的なゲストを迎え、ご家族の住むモスクワでの公演。素晴らしいコンサートになることでしょう。

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posted by Murakami at 11:05| Comment(0) | コンサート

2021年06月20日

スルタノフの生涯を題材にした映画がロシアで製作されました

ロシアで作成された映画 "To Feel (原題:Чувствовать)"が最近ロシア方面で話題になっています。
この映画に「スルタノフ」という名前は出てこないのですが、スルタノフの実話を元にして作られた映画です。スルタノフと奥様との出会いのシーン、1986年と1998年のチャイコフスキーコンクール、モスクワ音楽院の教授たちとの確執、脳出血とその後の生涯についてが含まれます。
内容はスルタノフが2000年のラジオインタビューでLyudmila Osipovaさんと会話したことが中心になっています。
この映画の情報に、ピアニストのベレゾフスキーも「興味深い!」とコメントしており、この関係性も興味深いところではあります。

現在上海国際映画祭に出展されており、その後市場に出てくるようです。(受賞は逃したようにも見えます)

映画祭の紹介を抜粋すると、以下のような内容です。
世界的ピアニストが故郷のソ連に帰ってきて、チャイコフスキーコンクールに参加する。しかし、審査員はファイナリストに選ぶこともしなかった。このイベントは彼にとって運命を決めることになる


映画の予告編はこちらになります。予想が付くシーンが美しく映像化されていますね。


映画は小さな2本立てになっており、その1つがこのピアニストについてになります。
75分の白黒映画です。
監督はVitaly Saltykov
主演はEvgeny Serzin
映画は、タルコフスキー監督の「惑星ソラリス」の影響もあるとのこと。

こちらは2020年に行われた製作発表です。ロシア語はわからなくても、主演俳優の Evgenyさんが「アレクセイ・スルタノフが・・・」言っているのがわかりますね。インタビューの後半では、スルタノフとホロヴィッツについて何か言っているように聞こえます。


ロシアでは、監督と主演によるインタビューが、6/20にラジオで放送されるようで、どのような内容が話されるかも気がかりです。

映画の日本からの入手方法などについては、またわかり次第お伝えするように致します。
posted by Murakami at 18:47| Comment(0) | お知らせ

2021年05月18日

月刊「ショパン」で紹介されました

月刊「ショパン」の6月号のテーマは「夭折のピアニストを偲ぶ」ですが、その1人としてスルタノフも1ページ記事があります。
当支援会からも、少しお手伝いさせて頂きました。

是非お楽しみ下さい。
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posted by Murakami at 20:54| Comment(0) | メディア

2021年05月07日

アンドレイ・デニセンコ先生のオンラインレッスン

スルタノフファンでしたら、こちらの YouTube ページにはお世話になっていると思いますし、チャンネル登録もされているかもしれません。

https://www.youtube.com/user/Wolfgang527

このチャンネルのオーナーは、ロシアのピアニスト、アンドレイ・デニセンコさんです。
デニセンコ氏は、浜松や仙台のコンクールに参加したことから日本人にも名前を知られていますし、2019年には当支援会主催で東京でリサイタルも行いました(その時の報告エントリ)。
さて、この度デニセンコさんが、オンラインでレッスンを開始したという情報が入りましたので、早速試しに受講してみましたのでご報告いたします。

このレッスンサイトは、同じく日本にコンクールに来ていたPhilipp Scheucher氏が中心になって運営しています。私も仙台で会話しましたが、とてもいい人でしたし、信頼出来ます。

デニセンコさんのレッスンページはこちらです。
https://musizi.com/en/andrey-denisenko/
流れは以下となります。
1. まずはユーザー登録する(ユーザーIDとパスワードなど)
2. 気になる講師のページから、レッスン希望時間を選択する
3. クレジットカードなどを使って送金する
4. Zoom の URLが送られてくる
5. 時間になったら Zoom に入ってレッスン開始
普通の Zoom を使ってのレッスンとも言えますが、海外とのレッスンでクレジットカードが使えるのは大変便利です。
レッスン時間は30分単位になっています。お値段は一律 36.9ユーロ(2021年5月現在)で、オンラインとしてはそこそこですが、一流のレッスンを体験する価値はあると思います。

今回は、ショパンのワルツ Op.64-2 を受講してみました。30分という短い時間ですが、多くのお手本を弾きながら(美しい)、以下のようなアドバイスを頂きました。
1. 繰り返しが多い中で、どのように変化を作るか。(音量、ペダルの使い方、内声などなど)
2. 休符の取り方
3. 長い音符をどう伸ばすか、ペダルとの兼ね合い
4. エコーの感じ方
5. 流れる八分音符の練習方法(タミーラ先生と同じことを言っていた)
6. トリオの左手の半音階を美しく弾くための練習方法(ヴィルサラーゼ直伝)
7. ラフマニノフの録音からのアドバイス

デニセンコ先生は英語、ドイツ語、ロシア語が出来ますが、今回は英語で見て頂きました。
お互いにノンネイティブですから、シンプルな表現だけで伝えあいますし、案外意思疎通は出来ると思います。もし、予約やレッスンまでのフローで言語に不安がある方は私もお手伝い出来ると思うので、お知らせ下さい。レッスン時間も、お互いに交渉は出来るようです。なお時差は夏時間だと7時間です。いずれにしても、日本時間では夕方以降になると思います。私は深夜に受講しました。
オンラインレッスンですので各種制限はありますが、ビデオ環境は、私のオンラインレッスン受講の経験からすると、よいほうだと思います。

レッスン室はこんなかんじです。ヨーロッパ的なお部屋で素敵なレッスンになることでしょう。是非一度お試し下さい!
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posted by Murakami at 23:05| Comment(0) | お知らせ