現在仙台国際音楽コンクールが開催中で、ピアノ部門がまさに行われています。
その中で、「Andrey Denisenko (アンドレイ・デニセンコ)」という方が出場されています。観察力のある方はお気づきだと思いますし、また、ひょっとすると Walfgang527 と言ったほうが通じるかもしれません。
デニセンコ氏は昨年の浜松国際ピアノコンクールにも出演されていましたが、仙台にも出演して、精力的に活動されているようです。
アンドレイ・デニセンコ | 仙台国際音楽コンクール公式サイト
デニセンコ氏は、セルゲイ・オシペンコ氏、そしてアンナ・ヴィニツカヤ女史について勉強されているようです。
なぜ、このスルタノフブログで取り上げるかというと、デニセンコ氏はスルタノフの演奏のYouTube貢献度 No.1 のユーザーだからです。ファンならば、彼のアップロードした音源を何度も再生したことがあるでしょう。
Andrey Denisenko - YouTube
彼の演奏や選曲は、スルタノフに影響を大きく受けている、とは言えない気がしますが、とはいえ、スルタノフ貢献度世界ランキングTop5には入るであろうデニセンコ氏を、是非暖かく応援してあげて下さい。
彼の1次予選は、5月26日(日) 15:15 頃が予想されます。
嬉しいことにライブ配信もありますので、コンクールのホームページから是非中継画面に行って応援のエールを送ってあげて下さい。
2019年05月25日
アンドレイ・デニセンコ氏
posted by Murakami at 22:37| Comment(6)
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2018年09月29日
クライバーンコンクールのドキュメンタリーより
クライバーンコンクールのドキュメンタリービデオは、単に演奏の記録だけではなく、スルタノフについて様々な視点から知れる重要な資料です。
本当はDVDを入手するのが最もよいのですが、現在は例えば Amazon ではなかなか入手が難しくなっています。


どうやらクライバーン協会のショップでは常識的なお値段で購入出来そうですので、お持ちでないスルタノフファンの方は、是非こちらから購入されるとよいと思います。
Eighth Cliburn Competition (1989) Documentary DVD: Here to Make Music
さて、全てではありませんが、その一部は YouTube で公開されています。
演奏もそうですが、2:40頃から、サン=サーンスのコンチェルトをキーボードで遊んだり、またちょっとしたジャズを弾いてみたり、ガーシュウィンのラプソディー・イン・ブルーの一部を弾いているシーンは大変貴重です。ラプソディー・イン・ブルーは、1991年の7月20日に、演奏した、という記録がありますが、既にこの頃からレパートリに入っていたとは興味深いです。
サン=サーンスのコンチェルトは、エリッソ・ヴォルクヴァゼが本選で演奏するのですが、出場者の全員が大変仲良くしているのがわかります。DVDを見るともっとわかりますが、出場者たちは本当に仲良くなるようです。
貴重という意味では、ドヴォルザークのクインテットのシーンも貴重です。私が知る限り、クインテットの残された録音は流通されておらず、このシーンだけになります。
最後に、このコンクールのために書かれた、W.シューマンのチェスターというピアノ曲ですが、こちらはスルタノフの録音がばっちり残っており、映像の中でも一部を見ることが出来ます。
以下の通り楽譜も市販されていますので、ご興味がある方は是非手にとって演奏してみるとよいと思います。
Chester Variations For Piano
本当はDVDを入手するのが最もよいのですが、現在は例えば Amazon ではなかなか入手が難しくなっています。
どうやらクライバーン協会のショップでは常識的なお値段で購入出来そうですので、お持ちでないスルタノフファンの方は、是非こちらから購入されるとよいと思います。
Eighth Cliburn Competition (1989) Documentary DVD: Here to Make Music
さて、全てではありませんが、その一部は YouTube で公開されています。
演奏もそうですが、2:40頃から、サン=サーンスのコンチェルトをキーボードで遊んだり、またちょっとしたジャズを弾いてみたり、ガーシュウィンのラプソディー・イン・ブルーの一部を弾いているシーンは大変貴重です。ラプソディー・イン・ブルーは、1991年の7月20日に、演奏した、という記録がありますが、既にこの頃からレパートリに入っていたとは興味深いです。
サン=サーンスのコンチェルトは、エリッソ・ヴォルクヴァゼが本選で演奏するのですが、出場者の全員が大変仲良くしているのがわかります。DVDを見るともっとわかりますが、出場者たちは本当に仲良くなるようです。
貴重という意味では、ドヴォルザークのクインテットのシーンも貴重です。私が知る限り、クインテットの残された録音は流通されておらず、このシーンだけになります。
最後に、このコンクールのために書かれた、W.シューマンのチェスターというピアノ曲ですが、こちらはスルタノフの録音がばっちり残っており、映像の中でも一部を見ることが出来ます。
以下の通り楽譜も市販されていますので、ご興味がある方は是非手にとって演奏してみるとよいと思います。
Chester Variations For Piano
posted by Murakami at 17:20| Comment(0)
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2018年09月08日
アリョーシャのピアノ
現在モスクワのスルタノフ家には、どういったピアノがあるでしょうか。先日、弟のセルゲイ氏とそんな話をしたのでご紹介したいと思います。
まず1つ目は、セルゲイ氏が「アレクセイのピアノ」と呼ぶアップライトピアノです。
このピアノは、彼らがタシケントにいた時から使っていたピアノですが、「もう壊れていて使えない」ものだそうです。このピアノはセルゲイ氏の自宅に今も置いてあります。私が訪れた時は、こんなかんじで、アリョーシャ祭り状態になっていました。若きアレクセイが弾きつぶすまで練習に使った、博物館行きに相当するピアノです。

2つ目のピアノは、同じくセルゲイ氏宅にあり、Petrof社のアップライトピアノということです。
3つ目のピアノは、スルタノフご両親宅にあります。GEYER社という東ドイツ製のピアノです。
スルタノフはアメリカに移住後、1998年にチャイコフスキーコンクール参加のためにモスクワに戻ってきていますが、その時はこのピアノで練習していたといいます。
一方で、テキサス州のフォートワースのご自宅には今も YAMAHA のピアノがあります。こちらは、7フィートモデルということです。また、それとは別途電子キーボードもあります。

以下の自宅練習中の風景を見ると、普段の練習の時はピアノの蓋は閉じていて、その上に譜面台をのせていたと思われます。
まず1つ目は、セルゲイ氏が「アレクセイのピアノ」と呼ぶアップライトピアノです。
このピアノは、彼らがタシケントにいた時から使っていたピアノですが、「もう壊れていて使えない」ものだそうです。このピアノはセルゲイ氏の自宅に今も置いてあります。私が訪れた時は、こんなかんじで、アリョーシャ祭り状態になっていました。若きアレクセイが弾きつぶすまで練習に使った、博物館行きに相当するピアノです。
2つ目のピアノは、同じくセルゲイ氏宅にあり、Petrof社のアップライトピアノということです。
3つ目のピアノは、スルタノフご両親宅にあります。GEYER社という東ドイツ製のピアノです。
スルタノフはアメリカに移住後、1998年にチャイコフスキーコンクール参加のためにモスクワに戻ってきていますが、その時はこのピアノで練習していたといいます。
一方で、テキサス州のフォートワースのご自宅には今も YAMAHA のピアノがあります。こちらは、7フィートモデルということです。また、それとは別途電子キーボードもあります。
以下の自宅練習中の風景を見ると、普段の練習の時はピアノの蓋は閉じていて、その上に譜面台をのせていたと思われます。

posted by Murakami at 09:57| Comment(0)
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2018年08月25日
スルタノフが好んだお酒とは
スルタノフがお酒を好んだという話はよく知られています。実際、彼の弟のセルゲイ氏も、日本酒を水のように飲みますし、またお父さんのファイザル氏も私がお会いした時には、何倍もウォッカを楽しまれていました。では、アレクセイはどのようなお酒を好んだのでしょうか。
セルゲイ氏に聞いてみたところ、そもそもソ連時代にはよいお酒というのがあまりなかったこともあり、ウォッカ、赤ワイン、コニャックなどを飲んだということです。ロシアも今ではバルティカビールなどがありますが、当時はなかったということもあり、ビールはあまり飲まなかっただろうということです。
そういえば、かつて「スルタノフワイン」という写真を頂いたことがありました。

日本公演での打ち上げでは、日本酒を飲んでいた記録もあるようです。
ところでロシアのウォッカといえば、ルースキースタンダルトが美味しいです。


スルタノフも飲んだのでしょうか。弟のセルゲイ氏は世代が違うからか、ウォッカは好んで飲まないようです。
ところで、スルタノフとナウモフ門下同門のマキシム・モギレフスキー先生にかつて最も美味しいお勧めのウォッカとして、ベルーガを教えて頂きました。ご興味ある方は是非お試し下さい!

セルゲイ氏に聞いてみたところ、そもそもソ連時代にはよいお酒というのがあまりなかったこともあり、ウォッカ、赤ワイン、コニャックなどを飲んだということです。ロシアも今ではバルティカビールなどがありますが、当時はなかったということもあり、ビールはあまり飲まなかっただろうということです。
そういえば、かつて「スルタノフワイン」という写真を頂いたことがありました。

日本公演での打ち上げでは、日本酒を飲んでいた記録もあるようです。
ところでロシアのウォッカといえば、ルースキースタンダルトが美味しいです。
スルタノフも飲んだのでしょうか。弟のセルゲイ氏は世代が違うからか、ウォッカは好んで飲まないようです。
ところで、スルタノフとナウモフ門下同門のマキシム・モギレフスキー先生にかつて最も美味しいお勧めのウォッカとして、ベルーガを教えて頂きました。ご興味ある方は是非お試し下さい!
posted by Murakami at 11:37| Comment(0)
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2018年08月18日
スルタノフが読んだ本
アレクセイ少年は、少年時代にどのような本を読んで育ったのでしょうか。
シャーロック・ホームズシリーズを大変好んでいた、という話はわりとよく知られていました。


そこで、他にもどのような本を読んでいたのか、弟のセルゲイ氏に話を聞いてみました。
彼らは年齢が7つも違うので、覚えていないこともあるようですが、はっきり認識しているのは、デュマの三銃士がとても好きだったということだそうです。
アリョーシャ少年は、タシケントにいた頃、「アトス」というニックネームまであったようです。
そういう話を聞いてみると、もう一度読んでみようかな、という気になりますね!


シャーロック・ホームズシリーズを大変好んでいた、という話はわりとよく知られていました。
そこで、他にもどのような本を読んでいたのか、弟のセルゲイ氏に話を聞いてみました。
彼らは年齢が7つも違うので、覚えていないこともあるようですが、はっきり認識しているのは、デュマの三銃士がとても好きだったということだそうです。
アリョーシャ少年は、タシケントにいた頃、「アトス」というニックネームまであったようです。
そういう話を聞いてみると、もう一度読んでみようかな、という気になりますね!

posted by Murakami at 16:36| Comment(0)
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