8/31のスルタノフ記念コンサートで演奏するピアニストたちを、このコンサートの視点からご紹介していきます。
あいうえお順で、一人目は今泉響平さんです。
今泉さんは、当支援会主催の Tribute to Sultanov コンサートに何度も出演し、スルタノフのレパートリや、スルタノフ編などを中心に演奏しているので、ご存じの方も多いかと思います。
モスクワ音楽院では、オフチニコフ先生に師事されておりました。オフチニコフ - ナセトキン - ナウモフというラインですので、スルタノフが学んだナウモフ先生の影響を受けています。オフチニコフ先生と勉強された、モスクワ音楽院の29番教室は、スルタノフがナウモフ先生と勉強した伝統の教室でもあり、そんな中で勉強されてきました。もちろん、スルタノフ家のプロフも経験済です。
最近では「ヴラディミール・ホロヴィッツ編曲集」というCDをリリースされましたが、こちらは、ラフマニノフのソナタ2番とメフィストワルツのスルタノフ版が入っており、今泉/スルタノフ/ホロヴィッツファン必聴です。
今回のコンサートでは、少し変化球で、ショパンのノクターンの8番や、ラヴェルの亡き王女のためのパヴァーヌを演奏される予定ですが、モスクワ流ならではの、メロディーラインが聴けることかと思います。歌うメロディは、ロシアピアニズムの大きな特徴の1つですので、そういう視点で鑑賞されるのも面白いと思います。また、一覧には記載されていませんが、スルタノフに大きく影響を受けた、熱い曲目も含まれると思いますのでお楽しみ頂けると思います!
ファンサービスも積極的なので、ロシアやモスクワ音楽院、演奏などについて、いろいろとお話してくれるので、話しかけてみて下さい。
以下はコンサートとは関係ないですが、YouTubeにアップされている革命のエチュードのご紹介です。
こちらが、スルタノフが弾く革命ですが、聞いてみるとその影響が理解できると思います。
2019年08月11日
ピアニストの紹介 (1) 今泉 響平さん
posted by Murakami at 00:24| Comment(0)
| コンサート
2019年08月03日
Tribute to Sultanov 特別版 〜スルタノフ生誕50周年記念コンサート〜を開催します
今年はスルタノフにとって生誕50周年のメモリアルイヤーになります。
これまでもいろいろと記念コンサートをやってきましたが、今回はスルタノフに関連するピアニストを集め、よりお祭り的なコンサートを開催してみることにしました。

折角のお祭りですので、昼の部と夜の部に分けて、開催してみたいと思います。
ご興味ある方は、是非このお祝いイベントにご出席ください!
<夜の部>
日時: 2019年8月31日(日) 17:30 開場 18:00開演
出演
ピアノ:今泉 響平、江本 純子、日高 志野、伊賀あゆみ&山口雅敏デュオ
トーク:村上 雄介
主催: アレクセイ・スルタノフ支援会
後援:一般社団法人全日本ピアノ指導者協会(ピティナ)、響企画、MPM企画
会場: ルーテル市ヶ谷ホール
チケット: 前売り:3,500円 当日:4,000円 全席自由
チケット申し込み専用サイト:PC http://bit.ly/2Gx9Oh0 / モバイル http://bit.ly/2YxUuLa
お問い合わせ: concert@alexeisultanov.jp
http://www.alexeisultanov.jp/concert/20190831.html
プログラム:
ショスタコーヴィチ : 交響曲 第4番 ハ短調 Op.43より第3楽章
ラフマニノフ: ヴォカリーズ Op.34-14
ラフマニノフ:ピアノ・ソナタ 第2番 変ロ短調 Op.36
ショパン:ノクターン 第13番 ハ短調 Op.48-1
ショパン:バラード 第4番 ヘ短調 Op.52
ショパン:ノクターン 第8番 変ニ長調 Op.27-2
ラヴェル:亡き王女のためのパヴァーヌ ト長調
他
曲目・曲順が変更になる場合がございます。
--------
<昼の部>
スルタノフを敬愛する学生を中心としたコンサート
曲目:
スクリャービン:ピアノ・ソナタ 第5番 Op.53
プロコフィエフ:ピアノ・ソナタ 第7番 変ロ長調 Op.83 「戦争ソナタ」
他
特別ゲスト
山口紺碧(モスクワ音楽院研究科)
ラフマニノフ:ピアノ・ソナタ 第2番 変ロ短調 Op.36
12:30 開場 13:00開演
チケット:500円 (当日券のみ) 全席自由
これまでもいろいろと記念コンサートをやってきましたが、今回はスルタノフに関連するピアニストを集め、よりお祭り的なコンサートを開催してみることにしました。

折角のお祭りですので、昼の部と夜の部に分けて、開催してみたいと思います。
ご興味ある方は、是非このお祝いイベントにご出席ください!
<夜の部>
日時: 2019年8月31日(日) 17:30 開場 18:00開演
出演
ピアノ:今泉 響平、江本 純子、日高 志野、伊賀あゆみ&山口雅敏デュオ
トーク:村上 雄介
主催: アレクセイ・スルタノフ支援会
後援:一般社団法人全日本ピアノ指導者協会(ピティナ)、響企画、MPM企画
会場: ルーテル市ヶ谷ホール
チケット: 前売り:3,500円 当日:4,000円 全席自由
チケット申し込み専用サイト:PC http://bit.ly/2Gx9Oh0 / モバイル http://bit.ly/2YxUuLa
お問い合わせ: concert@alexeisultanov.jp
http://www.alexeisultanov.jp/concert/20190831.html
プログラム:
ショスタコーヴィチ : 交響曲 第4番 ハ短調 Op.43より第3楽章
ラフマニノフ: ヴォカリーズ Op.34-14
ラフマニノフ:ピアノ・ソナタ 第2番 変ロ短調 Op.36
ショパン:ノクターン 第13番 ハ短調 Op.48-1
ショパン:バラード 第4番 ヘ短調 Op.52
ショパン:ノクターン 第8番 変ニ長調 Op.27-2
ラヴェル:亡き王女のためのパヴァーヌ ト長調
他
曲目・曲順が変更になる場合がございます。
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<昼の部>
スルタノフを敬愛する学生を中心としたコンサート
曲目:
スクリャービン:ピアノ・ソナタ 第5番 Op.53
プロコフィエフ:ピアノ・ソナタ 第7番 変ロ長調 Op.83 「戦争ソナタ」
他
特別ゲスト
山口紺碧(モスクワ音楽院研究科)
ラフマニノフ:ピアノ・ソナタ 第2番 変ロ短調 Op.36
12:30 開場 13:00開演
チケット:500円 (当日券のみ) 全席自由
posted by Murakami at 23:16| Comment(0)
| コンサート
2019年07月29日
8/31(土)のスルタノフ記念コンサートについて
2019年8月31日(土)に、スルタノフ生誕50周年を記念したコンサートを開催いたします。場所は市ヶ谷にある、ルーテル市ヶ谷になります。現在、最終調整中で、近日中にご案内出来ると思います。
今回は第1部(13:00予定)と第2部(18:00予定)の2部構成を考えており、1部ではスルタノフを敬愛する学生を中心としたコンサート、2部はスルタノフに影響を受けたプロのピアニストによるコンサートという内容を考えています。
そこで、その日演奏されそうな曲目から、スルタノフの演奏を少しご紹介してみたいと思います。
まずは定番ですが、ショパンのノクターン。スルタノフのレパートリにショパンのノクターンは2曲+1くらいありますが、この13番は有名ですね。
バラード4番も誰かが演奏するのではないかと思います。スルタノフはバラード1番も弾いていますが、4番のほうがトレードマークというかんじですね。
ロシアものも得意にしていましたね。スクリャービン、プロコフィエフ、などありますが、こちらの動画はラフマニノフのソナタです。ホロヴィッツ版というかスルタノフ版というか。
スルタノフ自身はあまりバッハを弾きませんが、こういう記念コンサートでバッハを弾くと、天国と通信出来そうです。
おまけです。
もちろん、スルタノフのレパートリに入っていなかったけど、きっと喜ぶだろうという音楽もたくさん飛び出ると思います。
是非、8/31(土)は、スルタノフの生誕50周年のお祝いに、ルーテル市ヶ谷にお越し下さい。
今回は第1部(13:00予定)と第2部(18:00予定)の2部構成を考えており、1部ではスルタノフを敬愛する学生を中心としたコンサート、2部はスルタノフに影響を受けたプロのピアニストによるコンサートという内容を考えています。
そこで、その日演奏されそうな曲目から、スルタノフの演奏を少しご紹介してみたいと思います。
まずは定番ですが、ショパンのノクターン。スルタノフのレパートリにショパンのノクターンは2曲+1くらいありますが、この13番は有名ですね。
バラード4番も誰かが演奏するのではないかと思います。スルタノフはバラード1番も弾いていますが、4番のほうがトレードマークというかんじですね。
ロシアものも得意にしていましたね。スクリャービン、プロコフィエフ、などありますが、こちらの動画はラフマニノフのソナタです。ホロヴィッツ版というかスルタノフ版というか。
スルタノフ自身はあまりバッハを弾きませんが、こういう記念コンサートでバッハを弾くと、天国と通信出来そうです。
おまけです。
もちろん、スルタノフのレパートリに入っていなかったけど、きっと喜ぶだろうという音楽もたくさん飛び出ると思います。
是非、8/31(土)は、スルタノフの生誕50周年のお祝いに、ルーテル市ヶ谷にお越し下さい。
posted by Murakami at 00:14| Comment(2)
| コンサート
2019年06月22日
日高志野さんのタシケント公演のご紹介
先日こちらのブログでもご紹介した通り、6/19 にウズベキスタンのタシケントで、日高志野さんがソリストとして、モーツァルトのピアノ協奏曲を演奏致しました。
スルタノフの出身地、タシケントには、今もスルタノフに関係のある人が住んでいます。ご両親やご家族はモスクワに住んでいますが、従姉はタシケントに住んでいますし、ポポヴィチ門下同門のピアニスト、タミーラ・サリムジャーノヴァの母親もウスペンスキー音楽学校で教えられています。当支援会からも、今回日高さんがスルタノフに敬意を込めた演奏をするのでよろしくお伝えしていたところでした。ロンドンに住み、現在丁度チャイコフスキーコンクールのヴァイオリン部門に伴奏で参加しているタミーラも、今回の演奏会や私たちの精力的な活動をサポートしてくれています。
この演奏会のテーマは何と言っても、スルタノフ7歳のデビュー曲であり、大人になってからも録音が残っている、モーツァルトのピアノと管弦楽のためのロンドニ長調。
9:00あたりからカデンツァが始まります。さてこの動画の解説には何も書いてありませんが、よくスクロールしてみると
「Alexei did compose this cadenza」
というコメントがあります。この1分弱の短いカデンツァは、何とも珍しいスルタノフ自作のカデンツァであることがわかります。
さて、今回の日高さんのコンサートですが、実は非公式に動画があることがわかりました。残念ながら登場シーンや冒頭がカットされていますが、その後は最後まで全て収録されています。以下の動画の前半部分になります。
これを見てみると、何とも見事にリスペクトをもって、スルタノフのカデンツァが確実に再現されているのがおわかり頂けますでしょうか。もちろん全体的にも集中された素晴らしい演奏で、コンサートは大成功に終わったことも動画からわかります。
日高さんは今回のタシケント公演で、スルタノフの幼馴染と仲良くなられて、いろいろお話をされたそうです。スルタノフコミュニティとしては、これまでも、ロシアやポーランドと親しくして参りましたが、今回をきっかけにタシケントの方々とも、継続的に交流が出来ればよいと思います。
スルタノフの出身地、タシケントには、今もスルタノフに関係のある人が住んでいます。ご両親やご家族はモスクワに住んでいますが、従姉はタシケントに住んでいますし、ポポヴィチ門下同門のピアニスト、タミーラ・サリムジャーノヴァの母親もウスペンスキー音楽学校で教えられています。当支援会からも、今回日高さんがスルタノフに敬意を込めた演奏をするのでよろしくお伝えしていたところでした。ロンドンに住み、現在丁度チャイコフスキーコンクールのヴァイオリン部門に伴奏で参加しているタミーラも、今回の演奏会や私たちの精力的な活動をサポートしてくれています。
この演奏会のテーマは何と言っても、スルタノフ7歳のデビュー曲であり、大人になってからも録音が残っている、モーツァルトのピアノと管弦楽のためのロンドニ長調。
9:00あたりからカデンツァが始まります。さてこの動画の解説には何も書いてありませんが、よくスクロールしてみると
「Alexei did compose this cadenza」
というコメントがあります。この1分弱の短いカデンツァは、何とも珍しいスルタノフ自作のカデンツァであることがわかります。
さて、今回の日高さんのコンサートですが、実は非公式に動画があることがわかりました。残念ながら登場シーンや冒頭がカットされていますが、その後は最後まで全て収録されています。以下の動画の前半部分になります。
これを見てみると、何とも見事にリスペクトをもって、スルタノフのカデンツァが確実に再現されているのがおわかり頂けますでしょうか。もちろん全体的にも集中された素晴らしい演奏で、コンサートは大成功に終わったことも動画からわかります。
日高さんは今回のタシケント公演で、スルタノフの幼馴染と仲良くなられて、いろいろお話をされたそうです。スルタノフコミュニティとしては、これまでも、ロシアやポーランドと親しくして参りましたが、今回をきっかけにタシケントの方々とも、継続的に交流が出来ればよいと思います。
posted by Murakami at 21:14| Comment(0)
| コンサート
2019年06月16日
アンドレイ・デニセンコとの思い出
前回のブログでお知らせしました通り、先週は当支援会主催でアンドレイ・デニセンコのピアノリサイタル&交流会を実施致しました。その後、いらして下さったお客様から、多くの感動のお言葉を頂き、企画側も嬉しい限りです。
今回のブログでは、デニセンコ氏との思い出をもう少しご報告したいと思います。
折角のロシア人、スルタノフファン来日ということで、当支援会からもいくつかプレゼントをしてみました。
1. 「アレクセイ・スルタノフ 伝説の若き天才ピアニスト」の本
もちろん日本語の本ですし、写真集でもないので興味がないかと思いましたが、喜んで持って帰りました。この本を見て無邪気に喜ぶ姿をみて、彼がスルタノフファンであることを確信しました。


2. 「ピアノピース-565 大河を渡る風 ~6つのロシア民謡メドレー」の楽譜
これはスルタノフとは関係ありませんが、ロシア人が有名なロシア曲を演奏すると聴衆は間違いなく喜ぶので、アンコールピースなどに使えるのではないかと思い楽譜をプレゼントしました。残念ながらこの日は彼の日本滞在最終日ですから、時すでに遅しですが、インターナショナルに活躍するデニセンコ氏のことですから、今後活用する機会はいくらでもあるでしょう。また次回の来日の時に、何かの役に立つかもしれません。


3. YouTubeにないスルタノフのDVDと音源
YouTubeにあるスルタノフの音源や動画のほとんどは、デニセンコ氏と、彼のお母さまによってアップロードされているので、当然といえば当然ですが、世の中には彼らが所有していない映像や音源があります。当支援会保有のものを多少共有しました。
彼が鋭いのは、「日本公演で弾いた、ショパンのソナタ3番の動画はないのか?」などと言ってくることです。私の認識では過去にテレビ放映されています。すぐには入手できないですが、モノはあるだろう、という話をしてあります。
また、お渡しするわけではないですが、当支援会で主催した演奏会では毎回提示している、スルタノフ関連資料にも大変興味を示しておりました。特に2007年にモスクワで行われたコンサートのプログラムは、ロシア語で書かれていることもあり、食いつくように読んでました。
当支援会が主催してきた、Tribute to Sultanov シリーズにもいろいろなコメントを頂きました。
尾崎豊のジャケットを見て、「日本でも、ちょっと弾いてといわれたときに、I love you を弾いてみたよ」と言っていて驚愕しました。これには日本人側がびっくりしたでしょう。
あわせて、ポーランドのクラクフで行われている、Sfogato国際音楽祭についてもご紹介しました。こちらも、スルタノフファミリーと大変繋がりの強い音楽祭ですが、機会があれば出演したいと話されており、いつかその夢が叶えば大変嬉しく思います。
デニセンコ氏は、最終日の夜、大変な歓迎を受けて日本酒を楽しみましたが、朝は無事に起きてハンブルクに帰国されました。今はすっかり元気で、次のハルビン国際コンクールに向けて練習を続けているとのことです。最終日は、コンサートの成功や、日本との友情、そして、翌日には日本を去らないといけないという悲しみが混ざりながら、ちょっと盛り上がってしまいました。打ち上げで暖かく彼を歓迎して下さった日本の皆さんに感謝します。
仙台国際音楽コンクールに参加することが、彼の来日目的だったはずですが、ホストファミリーやファンとの交流など、それ以外のところでも日本を十分に堪能して、最高の思い出にしてもらえればよいなと心から思います。
彼の帰国後に、もう1人のスルタノフファンといえる、彼のお母さま(Elenaさん)ともメッセージをやり取りする機会がありました。Elenaさんは、アンドレイさんの東京公演の実施、ご来場いただいたお客様や私たちとの友情に大変感謝されていました。
Elenaさんは、アンドレイさんからスルタノフについてを学び、その演奏から受けた衝撃、さらには彼の運命に衝撃を受け、それからスルタノフのお父さんに会ってCDを3枚もらい、それから普及に努め始めたとのことです。よく知られたYouTubeチャンネルもそうですが、音楽学校や音楽大学の図書館などにも置いてきたそうです。
今回のブログでは、デニセンコ氏との思い出をもう少しご報告したいと思います。
折角のロシア人、スルタノフファン来日ということで、当支援会からもいくつかプレゼントをしてみました。
1. 「アレクセイ・スルタノフ 伝説の若き天才ピアニスト」の本
もちろん日本語の本ですし、写真集でもないので興味がないかと思いましたが、喜んで持って帰りました。この本を見て無邪気に喜ぶ姿をみて、彼がスルタノフファンであることを確信しました。
2. 「ピアノピース-565 大河を渡る風 ~6つのロシア民謡メドレー」の楽譜
これはスルタノフとは関係ありませんが、ロシア人が有名なロシア曲を演奏すると聴衆は間違いなく喜ぶので、アンコールピースなどに使えるのではないかと思い楽譜をプレゼントしました。残念ながらこの日は彼の日本滞在最終日ですから、時すでに遅しですが、インターナショナルに活躍するデニセンコ氏のことですから、今後活用する機会はいくらでもあるでしょう。また次回の来日の時に、何かの役に立つかもしれません。
3. YouTubeにないスルタノフのDVDと音源
YouTubeにあるスルタノフの音源や動画のほとんどは、デニセンコ氏と、彼のお母さまによってアップロードされているので、当然といえば当然ですが、世の中には彼らが所有していない映像や音源があります。当支援会保有のものを多少共有しました。
彼が鋭いのは、「日本公演で弾いた、ショパンのソナタ3番の動画はないのか?」などと言ってくることです。私の認識では過去にテレビ放映されています。すぐには入手できないですが、モノはあるだろう、という話をしてあります。
また、お渡しするわけではないですが、当支援会で主催した演奏会では毎回提示している、スルタノフ関連資料にも大変興味を示しておりました。特に2007年にモスクワで行われたコンサートのプログラムは、ロシア語で書かれていることもあり、食いつくように読んでました。
当支援会が主催してきた、Tribute to Sultanov シリーズにもいろいろなコメントを頂きました。
尾崎豊のジャケットを見て、「日本でも、ちょっと弾いてといわれたときに、I love you を弾いてみたよ」と言っていて驚愕しました。これには日本人側がびっくりしたでしょう。
あわせて、ポーランドのクラクフで行われている、Sfogato国際音楽祭についてもご紹介しました。こちらも、スルタノフファミリーと大変繋がりの強い音楽祭ですが、機会があれば出演したいと話されており、いつかその夢が叶えば大変嬉しく思います。
デニセンコ氏は、最終日の夜、大変な歓迎を受けて日本酒を楽しみましたが、朝は無事に起きてハンブルクに帰国されました。今はすっかり元気で、次のハルビン国際コンクールに向けて練習を続けているとのことです。最終日は、コンサートの成功や、日本との友情、そして、翌日には日本を去らないといけないという悲しみが混ざりながら、ちょっと盛り上がってしまいました。打ち上げで暖かく彼を歓迎して下さった日本の皆さんに感謝します。
仙台国際音楽コンクールに参加することが、彼の来日目的だったはずですが、ホストファミリーやファンとの交流など、それ以外のところでも日本を十分に堪能して、最高の思い出にしてもらえればよいなと心から思います。
彼の帰国後に、もう1人のスルタノフファンといえる、彼のお母さま(Elenaさん)ともメッセージをやり取りする機会がありました。Elenaさんは、アンドレイさんの東京公演の実施、ご来場いただいたお客様や私たちとの友情に大変感謝されていました。
Elenaさんは、アンドレイさんからスルタノフについてを学び、その演奏から受けた衝撃、さらには彼の運命に衝撃を受け、それからスルタノフのお父さんに会ってCDを3枚もらい、それから普及に努め始めたとのことです。よく知られたYouTubeチャンネルもそうですが、音楽学校や音楽大学の図書館などにも置いてきたそうです。

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