ルーテル市ヶ谷は大変美しい会場で、教会ならではの神聖な雰囲気もあり、ピアノも響きもよく、スルタノフの生誕50周年を記念するのに適切な会場でした。
会場には、スルタノフ来日時の公演パンフレットやチラシ、雑誌の記事、世界中で行われた関連コンサートのプログラムやチラシ、など当会で保有する資料の展示を行いました。
昼間は、7人の学生さんたちによって、スルタノフに捧げられる演奏が行われました。スクリャービン=スルタノフなど、スルタノフ編を含む、スルタノフのレパートリや、きっと好んだであろう曲目が豪華に並びました。
プログラムの最後には、スルタノフに大きく影響を受け、現在はモスクワ音楽院研究科で勉強されている山口紺碧さんが、この日スルタノフのために作られた新曲「《К Алёше(アリョーシャのために)》」を世界初演してくれました。
夜の部のプログラムには、この日のためにメッセージを送ってくれた、モスクワ在住のスルタノフの弟、Sergei Sultanovさん、ポーランドのクラクフ在住のスルタノフファンのMarta Polanskaさん、そして、モスクワ在住のスルタノフファンのMarina Larichevaの3名からのメッセージが掲載されました。あわせて、スルタノフの師匠、レフ・ナウモフ先生のレッスンを実際に受講した江本純子さんからの特別メッセージも掲載されました。
会場では、スルタノフのCD販売に加え、出演者のCD販売も行われ、賑やかになりました。
夜の部は、主催村上のスルタノフご紹介に始まり、江本 純子さんのラフマニノフ=ホロヴィッツ、そして、伊賀あゆみさん&山口雅敏さんのデュオの演奏が行われました。演奏後にはお二人のスルタノフの思い出トーク、さらには、スルタノフが録音したという尾崎豊のアルバムからのサプライズ演奏が行われました。
夜の部の後半は、日高志野さんのショパンとラヴェル。ラヴェルはこの日のために、スルタノフの演奏を想像しながら作られたというオリジナル版で、わかりやすいところでは半音階スケールの下降が3度で演奏されたり、と、思わず微笑みたくなったお客様もいらっしゃったと思います。次に、今泉 響平さんが、スルタノフレパートリのオンパレードで技巧あり爆音あり甘美ありで、ステージを大きく盛り上げました。後半最後に、江本さん、日高さん、今泉さんの3人に、楽曲の魅力やウズベキスタンについて、そしてスルタノフ家でのパーティなどについていろいろとお話頂き、より身近にスルタノフを感じられたかと思います。
ステージの最後は、伊賀さん、山口さんに再度ステージにご登場いただき、主催の村上と3人でアレクセイズ・ソングの6手連弾をしました。こちらは、ライブ・イン・リガにボーナス収録されたスルタノフ作の小品ですが、山口さんが魅力的に編曲して下さり感動的な作品になりました。
最後にステージで皆さん集合写真を撮りました。
出演したピアニストはもちろんのこと、この場に参加して下さったお客様、そしてサポートして下さった世界中の皆さんのおかげで、素晴らしい演奏会になりました。この演奏会は日本だけでなく、世界から注目されており、それが成功に終わったことを大変嬉しく思います。