先日、ポーランドのクラクフで開催されるSfogato国際音楽祭についてご紹介しました。
こちらの音楽祭が、無事に終了しましたので、ご報告致します。
今年は以下が音楽祭のテーマでした。
- ショパン没後170周年
- スタニスワフ・モニューシュコ生誕200周年
- クララ・シューマン生誕200周年
- グラジナ・バツェヴィチ生誕110周年、没後50周年
- アレクセイ・スルタノフ生誕50周年
そして、日本・ポーランド国交樹立100周年の記念にもなっています。
今年は、上記を記念するにあたり、以下のようなプログラムになりました。
ポーランドを代表するスルタノフファンで、音楽祭の主催者でもある Marta Polanskaさん、Martaさんの弟で、ポーランドでもトップレベルのヴァイオリニストのMarekさん、また、スルタノフの弟の Sergei Sultanov などの面々が参加しました。
会場となった「Villa Decius」はショパンの弟子に関連するオーナーが所有しており、大変綺麗な建物です。
スルタノフを記念して、弟のSergei氏が演奏しましたが、ポーランドのファン・日本のファン・そしてスルタノフの弟の3人で、ラフマニノフの6手連弾、ロマンスを演奏し、スルタノフの生誕50周年を記念するとともに、日本・ポーランド国交樹立100周年をお祝いしてきました。
たった数分の曲ですが、国籍もバラバラで初めて合わせる3人でしたので、前日2時間くらい集中的に練習し、本番はそこそこの出来になりました。
会場には、鳴海和子様が描かれたスルタノフとショパンの絵も飾られ、お祝いに相応しい雰囲気になりました。
来年は、スルタノフ没後15周年の記念イヤーでもあり、またスルタノフを記念する何かが出来そうな気がします。こちらも、また来年ご報告出来ると嬉しいです!
2019年10月06日
Sfogato国際音楽祭のご報告
posted by Murakami at 23:22| Comment(6)
| コンサート
無事に終了お疲れさまでした。
色々な国があって
でも一つに結びつけることができるって
素晴らしいですね。
スルタノフ氏の存在もその一人に値するって、嬉しいです。
ところで、村上さんは
いつの頃からスルタノフ氏の存在を知ることになったのですか?
この支援会発足が1996年とのことですから
その前からですょね。
村上さんご自身もピアニストという目線で
スルタノフ氏のどんなところに惹かれたのですか?
スルタノフが作った、ロシア - ポーランド - 日本の絆、私も楽しく参加してきました。来年は、きっと本物のピアニストが参加して、より感動的なものになるはずです!
私は素人であまり深くはわかりませんが、スルタノフを初めてしったのは、1995年のショパンコンクールです。そして1996年の来日公演ですっかりファンになりました!
スケールの大きさはもちろんのこと、やはり、枠にこだわらず、最高の芸術を追求する姿勢に強く惹かれました!
今は、その素晴らしさを、少しでも長く多くの方へお伝え出来れば、という思いで活動しています!
ひなさんともよい出会いとなって、とてもよかったです!
村さんもショパコンが最初でしたか!
と言っても、私は最近でYouTubeで
ですが…
私も生ライブを聴いてみたかったです。
ジャパンライブのCD
CDも素晴らしいんですが
やっぱりスルタノフ氏の生の音を聞きたかったです。
この年のショパコンはテレビ中継されなかったと何かで書いてあったように思うのですが、現地で聴いたとかなのでしょうか?
ショパコンを中心に他の音源を見つけて
聴いてみると、あぁ、スルタノフだなぁって思います。ピアノの音そのものが個性的で魅力的ですょね。
これからも、スルタノフ氏支援活動頑張ってください。応援しています。
いつか、トリュビュートライブにも行きたいと思います。
おっしゃる通り、演奏もそうですが、その1音1音が美しい音から、厚みのある音まで、大変個性的ですね!
いつもお読みくださいまして、ありがとうございます!
私はショパコンの音源を拝聴して
彼のどの曲の演奏にもドラマを感じました。
それは主音と内声のバランスだったり
左手の抜群の感性、ペダル操作、強弱だったりと、彼にしか演奏できない本当にスケールの大きい作品になっていると思います。
ショパコンの音源でスケルツォやノクターンは録音音響が悪いかなって感じましたが
(クライバーンの時の音源のほうが迫力があったものですから)
前日購入したCDを聴いて
"これですょ!"と嬉しく思いました。