様々な国が紹介される中で、ロシアはピアニストの江本純子さんと、日高志野さんが執筆して下さっています。江本さんは、スルタノフの師匠のレフ・ナウモフ先生からレッスンを受けていた経験もお持ちで、何度もロシアに行かれてはロシア音楽やロシア作曲家などを研究されています。日高さんは、現在もモスクワ音楽院で勉強されていて、前回のチャイコフスキーコンクールは日本人唯一出場されており、ご存知の方も多いかと思います。
各国ピアニストが2名紹介される中で、ロシアからは、スルタノフとマツーエフが紹介されています。スルタノフについて執筆したのは日高さんと聞いていますが、江本さんとスルタノフの貴重のツーショット写真も公開されています。先日、こちらのブログでも父称について紹介しましたが、さすがロシアの専門家が書いただけあって、登場する全音楽家は父称付で紹介されています。
その他、スルタノフが勉強した、モスクワ音楽院はもちろんのこと、中央音楽学校まで写真付で記載があり、ファンには非常に魅力的な内容となっています。
記事の中では、1996年の幻想即興曲の録音を是非聞きましょうということですので、最後に同年のポーランドでの演奏会の動画を紹介しておきます。
ショパンは音大生からピアノ愛好家、ピアノ教師まで、幅広い読者層から読まれていると思いますが、ロシアというのはピアノ業界において今、注目度が高まっておりますし、これを機にスルタノフの名前を知ってもらったり、また、演奏を聴いてもらう機会になってもらえると嬉しいです。