例えば、以下の写真館のページでは、来日時のサイン会の写真をご紹介しています。
アレクセイ・スルタノフ 写真館
さて、本日は1999年の来日時に頂いたサインがありますので、それをご紹介させて頂きたいと思います。
1999年の東京芸術劇場では、3月4日と3月18日に公演があり、そのそれぞれでサイン会がありました。
以下の写真の左側は、3月4日のソロコンサートの日に、3月18日のコンチェルトのコンサートの日に頂いたものです。

スルタノフは、通常この左側のサインをよく使っていたと思います。また、喜ばれるようなお土産を持って行ったりなど特別な時には、この右側のサインも使っていたように思います。"Thanks a lot" 以外が使われているケースも1パターン見たことがありますが、通常は"Thanks a lot"を使っており、2種類を使っていたのかと思います。
さて、この写真の右側のサインには、"Thanks a lot! A.F.Sultanov" と書いてありますが、この A と Sultanov の間の文字は何なのでしょうか。
ロシアなどスラブ圏では、父称と呼ばれる名前の一部があり、普段は "Alexei Sultanov" と記載されていますが、この F は、父親の名前の "Faizul" を使った父称 "Fayzulhakovich" であるとわかると、よりサインに親しみをもてそうですね。
その Faizul氏が作ったプロフが、前回ご紹介したものなります。
実はスルタノフ来日時のサイン会の一部は、スルタノフ奥様がプライベートに記録しています。
私も拝見させて頂いたことがありますが、本当に長い列が出来ており、またサインをもらったり、握手をしてもらった嬉しそうなファンの方々がいて、本当に愛されていたのだと思いました。
一部はこんな方もいたので、その貴重な写真をご紹介したいと思います。こちらの方はどうやら楽譜にサインをもらっているようで、1997年公演であることと、楽譜の模様から、おそらくプロコフィエフのソナタ7番の3楽章の最後のページにサインをもらったのではないかと思います。これは宝物ですね!

さて、本日はスルタノフのサインを紹介しましたが、現在当サイトでは、スルタノフのサインの写真を募集しています(もちろん、サインではなく、スルタノフ本人の写真があればそちらもぜひ)。
シンプルなものから、特別な文字が記載されているものまで、パンフレットやCD、楽譜などへのサインから、変わったものまで、もし共有してもよいというものがありましたら、sultanov@alexeisultanov.jp までご連絡下さい。スルタノフが遺した歴史的遺産の1つとして、世の中のファンの皆さんと共有出来たらよいなと思います。