2018年01月13日

ショパンのノクターン13番の演奏(11歳)

スルタノフが演奏するショパンのノクターン13番といえば、一般的には、ショパンコンクールの2次予選か、もしくは東京公演のライブ録音がよく聴かれていると思います。

スルタノフは本格デビューする前の、子供時代の録音も結構ご家族によって大切に保存されており、その一部はインターネットで確認が出来ます。スルタノフが11歳の時に演奏したものがあるのですが、今このツイートが少しBuzzっているのでご紹介したいと思います。




ツイートして下さった宮崎さんはネイガウスなどのロシアピアニズムを研究されている、才能あふれるピアニストで、私も大変尊敬している方です。11歳の時の演奏というと、そもそも録音の音質やピッチの問題もあり、また、成熟してからの演奏が残っている曲はあまり進んで聴いたりしないのですが、確かにこうお勧めされて聴いてみると本当に素晴らしい演奏です。「音の陰影」、「情感」、「時間感覚」、わかりますでしょうか。人によっては、20代で残した他の録音よりもこちらが好み、という方もたくさんいらっしゃるのではないかと思いました。
また、コンクールの時の演奏と、多少音が違うので、使っている楽譜なども異なるのかもしれません。5:28あたりの演奏が、意図的なのか、こういう版があるのか、興味深いところです。
6分少しの演奏ですので、11歳の時だからといってスルーすることなく、是非1度じっくり聴いてみて下さい!

参考:ショパンコンクールの2次予選での演奏
posted by Murakami at 18:31| Comment(3) | 演奏
この記事へのコメント
はじめまして。11歳の演奏とは思えないですね!素晴らしい。持って生まれた感性って、宝ですね。うっとりしました!
Posted by Antoinett78 at 2019年02月08日 04:11
はじめまして。11歳の演奏とは思えないですね!素晴らしい。持って生まれた感性って、宝ですね。うっとりしました!
Posted by Antoinett78 at 2019年02月08日 04:12
コメントどうもありがとうございます!本当に11歳の演奏とは驚きです。楽しんで頂けたならよかったです!
Posted by Murakami at 2019年02月09日 00:09
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