もう4年前ですが、シューベルトの即興曲を題材に、ポポヴィチ先生のテクニック練習法の記事を書きました。
今日も、タミーラ・サリムジャーノワ先生と、ショパンのバラード1番を勉強していたのですが、その中で速いパッセージをどう練習するかについての話が出てきて、まずは前回書いた「途中停止法」で練習するといいわよ、という話が出てきました。八分音符6つをひと固まりで、1つめの音から、6つめの音まで6通りの練習方法があります。前回書いたブログ記事を思い出しました。
さらに、今日教えて頂いた新技は、重音を2回弾くという方法です。
例えば以下の楽譜の赤く囲った部分は重音ですが、重音を弾いた直後にCの音をもう一回弾きます。
(CG)-C-B♭-D (B♭F#)-B♭-A-D という風に弾きます。
次のフェーズでは、重音の下を2回弾きます。つまり(CG)-G-B♭-D (B♭F#)-F#-A-D という風に弾きます。
この方法も、ポポヴィチ先生直伝だそうで、退屈だけど効果があるわよ、と教えて頂きました。明日から私もやってみたいと思います。
スルタノフも幼少期にこのような練習をしたのか気になりますね。
タミーラ先生の素敵なショパンバラード1番の演奏はこちらです。
2024年04月16日
ポポヴィチ先生の練習方法その2
posted by Murakami at 00:32| Comment(0)
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