さて、このコンクールですが、年齢も幅広くどうなるのかと思いましたが、とても興味深かったのは、ロシアの神童として有名な、現在12歳のElisey Mysin君が出場したことです。

このように会場には、スルタノフの写真が置いてあって、もはや「スルタノフコンクール」になっているのがわかります。そして、Elisey君が弾く前に写真にお辞儀しているのが、またよいですね。
さて、この神童Elisey君ですが、期待に応えて、1位を獲得しました!
こちらは、本人が公開しているステージ全編になります。
ちなみに、彼は流暢な英語でインタビューにもこたえています。
ショパンの他に好きな作曲家はモーツァルト、ラフマニノフ、好きなピアニストはホロヴィッツやアルゲリッチ、1日の練習時間は2-5時間なんてことも話してくれています。興味深いですね。
さて、話題を独占しつつあるElisey君でしたが、実は1位の他に用意される Alexei Sultanov Memorial Discovery Prizeは別のピアニストが受賞しました。21歳のオーストリア人、KIRON ATOM TELLIAN君です。
こちらがその演奏になります。ワルツの演奏は驚きですので、是非聞いてみて下さい。
このコンクールの審査員の1人は、スルタノフの実弟のSergei Sultanov氏でした。
いろいろと素晴らしい試みのコンクールでしたね。スルタノフの最後の国籍であるアメリカでこのようなイベントがあったのはよかったと思います。また次なる機会も期待したいです。