2023年12月30日

日本アレクセイ・スルタノフ支援会とは

今年もそろそろ終わろうとしていますが、そんな中、最近 Instagram と Twitter(X) を始めました
当面は毎日のように、何らかの投稿をしていますが、最初のエントリで「日本アレクセイ・スルタノフ支援会とは?」という投稿をしています。

実はこれまで、きちんと定義をしてこなかったのですが、折角SNS活動を開始したので、AnyaPlusさんの発案でまずは言葉で定義しようとしたものです。

私たちがやってきた活動の中で、目立つところのものは、ここのページにまとめてあります。
たいした活動ではないですが歴史も長いので、コンサートやイベントの開催や、CDの作成、雑誌への寄稿、また海外の仲間との交流などをやってきました。ロシアやアメリカ、ポーランド、ウズベキスタンの方々との交流が中心ですが、ドイツにも仲間がいますし、遠い昔にはブラジルの方とも交流していました。

私たちのタイトルに「支援会」と付くのは、もともと2001年以降の活動中心として、スルタノフの復帰を支援するメンバーでありたいと願ったからであり、以下のようなことを推進してきました。2003年頃はノニジュースが流行っていて懐かしいです。

- 寄付金の送付
- プレゼントの送付
- チャリティコンサートの実施
- CDの購入
- タヒチニアンノニジュースの購入
- 手紙やカードを送る
- ゲストブックページへの書き込み
- 絵を描く
- 曲を作る
- 演奏を紹介する

まだ、SNSがほとんど存在しない時代でしたね。ご家族公認の公式日本支部ですので、スルタノフ協会としてもよいのですが、上記の理由で今も支援会と名乗っています。

さて、2024年は生誕55周年となるメモリアル・イヤーで、海外からも大きなニュースが期待が出来ると聞いています。日本でも活動をする予定です。また、こちらのブログでもご紹介出来れば、と思います。

皆様、どうぞよいお年をお迎えください。



posted by Murakami at 22:45| Comment(0) | 一般

2023年12月18日

SNSアカウントを始めます

これまで細々とブログなどで活動していたアレクセイ・スルタノフ支援会ですが、このたび、AnyaPlus様との協業で、SNS活動を始めることになりました。

私たちの活動の基本方針である「伝説的ピアニスト アレクセイ・スルタノフ(1969-2005)が永遠に語り続けられる」ことを目標に、国内外での関連情報を日本のファンの皆さんにお届けしていきたいと思います。
どちらのアカウントも、スルタノフご家族に公式に認定されたものとなっています。

X(Twitter)アカウント:
https://twitter.com/ASultanovJP
こちらでは当ブログの更新や、ちょっとしたニュースや情報を投稿していきます。

Instagramアカウント:
https://www.instagram.com/sultanovjp/
こちらでは、写真や映像などを共有しながら、記念日などをお祝いしていこうと思います。

どちらも、ご自由にフォローなどして頂いて結構です。リツイートなどで、盛り上げて下さる仲間の方々を歓迎致します!
多くの皆様にスルタノフのことを知るきっかけになって頂いたり、また感動するきっかけになれば幸いです。

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posted by Murakami at 22:26| Comment(0) | お知らせ

2023年12月10日

ナッシュビルショパン国際ピアノコンクールが開催されました

少し前になりますが、2023年10月13日-14日に、アメリカのテネシー州ナッシュビルで、「Nashville International Chopin Piano Competition」が開催されました。このコンクールが他と大きく異なることとしては、1位とは別に「Alexei Sultanov Memorial Discovery Prize」という賞が用意される点です。(以前ブログに書きました。)

さて、このコンクールですが、年齢も幅広くどうなるのかと思いましたが、とても興味深かったのは、ロシアの神童として有名な、現在12歳のElisey Mysin君が出場したことです。

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このように会場には、スルタノフの写真が置いてあって、もはや「スルタノフコンクール」になっているのがわかります。そして、Elisey君が弾く前に写真にお辞儀しているのが、またよいですね。

さて、この神童Elisey君ですが、期待に応えて、1位を獲得しました!


こちらは、本人が公開しているステージ全編になります。


ちなみに、彼は流暢な英語でインタビューにもこたえています。
ショパンの他に好きな作曲家はモーツァルト、ラフマニノフ、好きなピアニストはホロヴィッツやアルゲリッチ、1日の練習時間は2-5時間なんてことも話してくれています。興味深いですね。


さて、話題を独占しつつあるElisey君でしたが、実は1位の他に用意される Alexei Sultanov Memorial Discovery Prizeは別のピアニストが受賞しました。21歳のオーストリア人、KIRON ATOM TELLIAN君です。
こちらがその演奏になります。ワルツの演奏は驚きですので、是非聞いてみて下さい。


このコンクールの審査員の1人は、スルタノフの実弟のSergei Sultanov氏でした。
いろいろと素晴らしい試みのコンクールでしたね。スルタノフの最後の国籍であるアメリカでこのようなイベントがあったのはよかったと思います。また次なる機会も期待したいです。
posted by Murakami at 23:02| Comment(0) | 一般

2023年12月03日

モスクワで行われたスルタノフ記念コンサート

少し報告が遅れましたが、2023年11月10日(金)にモスクワの Niko Art Gallery で「"посвящение"(Dedication)」というタイトルでスルタノフの記念コンサートが開催されました。
今回も、モスクワのスルタノフチームをリードしているMarina Larichevaさんを中心に企画が進み、素晴らしいピアニストたちによる公演が行われました。
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プログラムは以下の通りでした。
Elizaveta UKRAINSKAYA
- チャイコフスキー=プレトニョフ:「眠れる森の美女」より「アダージョ」
- リスト:スペイン狂詩曲 S.254

Alexander KASHPURIN
- リスト:ダンテを読んで
- チャイコフスキー=プレトニョフ:「くるみ割り人形」より「アンダンテ・マエストーソ」

Alexander KLYUCHKO
- ショパン:ノクターン 第13番 Op.48-1
- ショパン:アンダンテスピアナートと華麗なる大ポロネーズ

Ilya PAPOYAN
- ラフマニノフ:ピアノソナタ第2番(初版)

この日の全ての演奏は、以下にドキュメンタリー動画としてまとめられました。


このドキュメンタリー動画自体に含まれていますが、今回のコンサートテーマの "Dedication" にふさわしく、出演者は自らの言葉でスルタノフについて語っているのがコンサートコンセプトとして素晴らしいと思います。彼らへのインタビューは当日会場で行われているようですが、実はコンサート開催にあたって、それぞれが事前にコンサートとスルタノフに対する思いを別途ショート動画でアップしており、そういう意味でも思いの伝わるコンサートでした。

実は彼ら4人、出演者は世界的にも有名なピアニストで、Ilya Papoyanさんは、2023年のチャイコフスキーコンクールで第3位の受賞者で、Aleksandr Kliuchkoさんも同コンクールで2次予選まで進んでいる実力者です。Elizaveta UKRAINSKAYAさんも、Alexander KASHPURINさんも、国際コンクールでの受賞経験がある素晴らしいピアニストです。(素晴らしい演奏を是非聞いて下さい!)

当日は、スルタノフのお父様であるファイザルさんも会場にいらっしゃり、暖かい雰囲気の良いコンサートということです。何枚か写真をお借りしてきました。
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さて、このドキュメンタリー動画の冒頭では、スルタノフのお母様のナタリアさんがインタビューに答えています。ナタリアさんがこのように出てくることは大変珍しく、貴重な動画となっています。
7歳の時に弾いたモーツァルトの協奏曲でのカデンツァ(弾かなかった)ことや、天才の育て方や、ポポヴィチ先生に出会えたことがどれだけ幸運だったか、ということについて、語ってくれています。
ナタリアさんはヴァイオリンの教師で、動画のの中でほんの一瞬だけEの音を弾いてくれている貴重なシーンもあります。

日本からなかなか応援に行けない世界情勢ではありますが、ロシアでの成功を大変嬉しく思います!
日本でも小さいものではありますが、来年7月28日にコンサートを行おうと思っており、また皆様にご案内出来たらと思います。
posted by Murakami at 22:09| Comment(0) | ご家族