ヴァン・クライバーンコンクール優勝後、丁度20歳になりたての1989年8月10日に、フランスのラ・ロック・ダンテロン音楽祭でリサイタルを行っていますが、その時のラジオ録音が公開されました。
演奏曲目は、以下です。
Mozart: Piano Sonata No. 10 in C major, K. 330
Chopin: Piano Sonata No. 3 in B minor, Op. 58
Rachmaninoff: Étude-Tableau in E-flat minor, Op. 39, No. 5
Prokofiev: Piano Sonata No. 7 in B-flat major, Op. 83
Liszt: Mephisto Waltz No. 1, S. 514
音楽祭の記録が記載されたこちらのサイトを見ると、ひょっとすると、もともとはモーツァルトではなくバッハの予定だったのかもしれません。そうすると時期的にイタリア協奏曲が予定されていたのかもしれません。このコンサートの開始時間は21:30と記載がありますので、夏の音楽祭らしく遅い時間だったようです。
http://www.festival-piano.com/fr/le-festival/editions-passees/edition-1989.html
ちなみに、録音には含まれていませんが、この日のアンコールは、ショパンの小犬のワルツと革命のエチュードを弾いています。このリサイタル全体として、フランスの新聞のレビューでも高評価をもらっています。
会場のParc du Château de Floransは、おそらくこんなところだと思います。
新年早々素晴らしいプレゼントになりました。レパートリとして新しいものはありませんが、全ての曲に、新鮮さを感じる演奏です。お楽しみ下さい。