2019年03月17日

スルタノフが弾かなかったホロヴィッツ編

スルタノフが弾いてきたホロヴィッツ編の曲を見てみると
- 1989年頃より、メフィストワルツ第1番
- 1992年頃より、ラフマニノフのピアノソナタ第2番
- 1999年より、ハンガリー狂詩曲第2番
と披露され、その後2000年になり、死の舞踏、カルメン変奏曲、結婚行進曲、さらには変わり者の踊り、と次々レパートリに含まれるようになりました。

この他、録音は未発見ながらも、ハンガリー狂詩曲の第15番や第19番、さらに星条旗よ永遠なれはレパートリに入っていたと言われています。特に星条旗に関しては、アメリカ国籍を取得した場合、その記念セレモニーで演奏する予定があったという噂もありました。
この背景には、1999年の公演活動で楽譜を入手したのではないか、と言われています。特に日本公演ではサイン会などで、実に多くのギフトがファンの方々から手渡されていました。
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当時スルタノフのオフィシャルホームページに公開されていたレパートリリストを日本語にしたのが以下になります。(このレパートリリストは、後々の証言からすると、練習中のものも含まれていたようですが)
アレクセイ・スルタノフ ソロレパートリ

さて、スルタノフが弾かなかったホロヴィッツ編曲の代表的なものは、「展覧会の絵」でしょう。
これについては、「弾かなかった」というか、「2000年当時、展覧会の絵の採譜されたものがまだ流通されていなかった(もしくは世の中に存在していなかった)」というのが正しいかもしれません。一体スルタノフが弾いたら、どんな風に演奏されていたか興味深いですし、今も演奏活動をしていたら、きっと披露されていたことでしょう。


このムソルグスキー=ホロヴィッツの展覧会の絵ですが、3月31日(日) の "Tribute to Sultanov Vol.5" コンサートにて、スルタノフ研究家とも言える今泉響平氏が演奏します。
また、スルタノフが演奏しなかった他のホロヴィッツ編として、オーベルマンの谷、さらには波の上を渡るパオラの聖フランチェスコもあわせて演奏されます。
大変貴重な生演奏の機会ですので、ご興味ありましたら是非以下のコンサートへご来場ください。
Tribute to Sultanov Vol.5 〜今泉響平 CD発売記念リサイタル〜
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posted by Murakami at 18:00| Comment(6) | 演奏