2018年12月08日

アンコール (ショパン エチュード op.10-12)

スルタノフのアンコールをこれまで紹介してきましたが、定番エントリはまだまだあります。

未紹介なものの中で有名な曲目の1つはショパンのエチュード(革命)でしょう。スルタノフは1995年のショパンコンクールの1次予選でこのエチュードを弾き、チェルニー・ステファンスカに「こんな凄い革命は聴いたことがない」と言わせたことでも有名になりました。そのレポートを見て、1996年の来日公演はあっという間に売り切れたとも言えます。
このエチュードはアンコールの定番として、何度も演奏されており、録音もいくつか残っていますが、YouTubeには1999年の日本公演から3月4日に東京芸術劇場で演奏したシーンがあります。



こちらは、凄いと言われたコンクールでの演奏をさらに上回る激しい表現になっています。ただ高速に弾いているだけのようにも聞こえますが、ダイナミクスや、リズム感、内声強調などから、左手のオクターブの強化や些細な音の変更など、プロとしての工夫に満ちた大変素晴らしい演奏です。映像としてこれが残っているというのは大変貴重です。

アンコール演奏ですので、拍手から突然に始まりますが、観客の1人になったつもりで、是非映像をお楽しみ下さい。
posted by Murakami at 23:15| Comment(0) | 演奏

2018年12月02日

アンコール (スクリャービン エチュード op.2-1)

スルタノフのアンコールをこれまで多く紹介してきましたが、今日はもう1つ、スクリャービンのエチュードをご紹介します。
こちらも、ホロヴィッツのレパートリでも有名ですが、スルタノフも特に1997年公演あたりのアンコールで多用していました。以下は、1995年3月に「Good Morning Texas」というテレビ番組に出演したときの映像です。

この曲の音源も、なかなか出回ることがありませんでしたが、YouTube時代になり初めて流通された貴重な映像です。



もちろんホロヴィッツの演奏を参考としつつも、様々な工夫に満ちた演奏で、何度でも聞きたい素晴らしい演奏です。
posted by Murakami at 21:44| Comment(0) | 演奏