先日開催した "Tribute to Sultanov'24 "の動画が、アーニャちゃんねるさんで公開されました。
基本は演奏シーンの抜粋です。村上の当日の役割は、歴史的資料の展示と、解説の執筆と、トークですので、稚拙な演奏には目をつぶって頂きたいですが、連弾など雰囲気もわかると思いますし、山口さんの華麗な演奏もありますので、是非ご覧ください。
ご来場いただいた多くのお客様はもちろんのこと、応援して下さった世界中の仲間を含め、スルタノフとホロヴィッツという1つの歴史を一緒に共有することが出来たことを、とても嬉しく思います。
2024年08月25日
Tribute to Sultanov'24 のダイジェスト動画が公開されました
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| コンサート
2024年08月01日
Tribute to Sultanov '24 開催報告
前回のブログで簡易報告をしましたが、2024年7月28日(日)、明治神宮前のHall60にてTribute to Sultanov '24 が無事開催されました。
最大でギリギリ60名まで入れる会場ですが、スタッフ含めて合計48名が入り、美しい会場に興奮が濃縮されました。会場の響きも観客不在のリハーサルと本番では随分変わっていたように感じます。
会場では展示コーナーを設け、スルタノフの過去のコンサートのパンフレットやプログラム、関連するブックレット、そして、2022年のコンサートのプログラムとチラシなどを展示しました。
受付では、「スルタノフ ―伝説の日本ライブ」のCD販売も実施しました。
今回のコンサートのデザインは全て AnyaPlusさんによるものですが、とても美しいプログラムを作って頂きました。プログラムには、私たちからの思いを込めたメッセージと曲目紹介を書きましたが、事前にご回答頂いたアンケートからは、まだまだお伝えさせて頂きたいことが山ほどあったため、急遽配布用の補足資料を用意し、スルタノフの魅力や伝説などについてを記載しました。
今回のプログラムはカラー印刷にしてみました。
まずは開演にあたり、主催の村上から皆様にご挨拶をしました。
いつもはお誕生日である8月7日をターゲットにしているけれど、今回は主旨を変えて、クライバーンコンクール、そしてホロヴィッツとの出会いからの35周年を記念している、などをお話しました。
その後、バッハの平均律第1巻第1番を演奏しました。
スルタノフが1998年のチャイコフスキーコンクールの1次予選で弾いた曲です。
その後は、山口紺碧さんにお話して頂きました。
会場の皆様との対話式で、「XXXXされたことがある方?」とスルタノフに興味を持って頂きながら魅力を語って下さいました。
その後はスルタノフ版でのシューベルトの即興曲の演奏。きっと皆さまにとって興味深かったと思います。
2人で1曲ずつソロを弾いた後は、連弾のプログラムです。
その前に、ホロヴィッツとスルタノフのエピソードについてご紹介しました。
ホロヴィッツのコンサートでの奥様との出会いや、その後ニューヨークのアパートでの2人の出会いについてをお話しました。
その後、前のトークにも出てきたシューベルトの幻想曲を連弾しました。
これで前半は終了でしたが、皆さんにCDに興味を持っていただくために、休憩前に軽くスルタノフの演奏の特徴や魅力について、CDの中で見ることが出来るものを中心にお話させて頂きました。
この日のお客様には、スルタノフのことを初めて聞くという方もいらっしゃいましたが、多くの方にCDをお買い求めいただくことも出来ました。
後半は村上のソロから始めましたが、休憩時間にロシアのMarinaさんから「Юсуке и Ао, успеха сегодня!))))」と応援メッセージを頂いたため、私たちの活動が国際的であり、今回のコンサートについても世界中の仲間に報告する、ということを皆さんと共有してから演奏をしました。
まずは、チャイコフスキーの子供のアルバムから「朝の祈り」、そしてショパンのバラード1番を演奏しました。最後にたくさんの拍手を頂いたので、もう1曲、ホロヴィッツとスルタノフのニューヨークでの会合を記念し、ニューヨークにちなんだ小品を演奏しました。
その後は山口さんの演奏で、ショパンの華麗なる大円舞曲と、バラードの4番です。華麗なる大円舞曲の後に、拍手が起きたのは、まるでスルタノフのショパンコンクールの第2次予選のようでした。
こちらも、盛大なアンコールに応えて、ホロヴィッツを意識した曲を演奏されました。
プログラムの最後は、ホロヴィッツやスルタノフが得意とする、サンサーンスの死の舞踏です。今回は連弾版で演奏しました。
たくさんの拍手を頂きましたので、アンコールに、これもホロヴィッツを意識し、ビゼー=サラサーテのカルメン幻想曲、連弾版を演奏しました。こちらは特別なアレンジで、日本初演になりました。
多くのお客様に楽しく過ごすことが出来て、特別な1日になりました。
ご来場くださったお客様、応援して下さった世界中の仲間の皆様、本当にどうもありがとうございました!
最大でギリギリ60名まで入れる会場ですが、スタッフ含めて合計48名が入り、美しい会場に興奮が濃縮されました。会場の響きも観客不在のリハーサルと本番では随分変わっていたように感じます。
会場では展示コーナーを設け、スルタノフの過去のコンサートのパンフレットやプログラム、関連するブックレット、そして、2022年のコンサートのプログラムとチラシなどを展示しました。
受付では、「スルタノフ ―伝説の日本ライブ」のCD販売も実施しました。
今回のコンサートのデザインは全て AnyaPlusさんによるものですが、とても美しいプログラムを作って頂きました。プログラムには、私たちからの思いを込めたメッセージと曲目紹介を書きましたが、事前にご回答頂いたアンケートからは、まだまだお伝えさせて頂きたいことが山ほどあったため、急遽配布用の補足資料を用意し、スルタノフの魅力や伝説などについてを記載しました。
今回のプログラムはカラー印刷にしてみました。
まずは開演にあたり、主催の村上から皆様にご挨拶をしました。
いつもはお誕生日である8月7日をターゲットにしているけれど、今回は主旨を変えて、クライバーンコンクール、そしてホロヴィッツとの出会いからの35周年を記念している、などをお話しました。
その後、バッハの平均律第1巻第1番を演奏しました。
スルタノフが1998年のチャイコフスキーコンクールの1次予選で弾いた曲です。
その後は、山口紺碧さんにお話して頂きました。
会場の皆様との対話式で、「XXXXされたことがある方?」とスルタノフに興味を持って頂きながら魅力を語って下さいました。
その後はスルタノフ版でのシューベルトの即興曲の演奏。きっと皆さまにとって興味深かったと思います。
2人で1曲ずつソロを弾いた後は、連弾のプログラムです。
その前に、ホロヴィッツとスルタノフのエピソードについてご紹介しました。
ホロヴィッツのコンサートでの奥様との出会いや、その後ニューヨークのアパートでの2人の出会いについてをお話しました。
その後、前のトークにも出てきたシューベルトの幻想曲を連弾しました。
これで前半は終了でしたが、皆さんにCDに興味を持っていただくために、休憩前に軽くスルタノフの演奏の特徴や魅力について、CDの中で見ることが出来るものを中心にお話させて頂きました。
この日のお客様には、スルタノフのことを初めて聞くという方もいらっしゃいましたが、多くの方にCDをお買い求めいただくことも出来ました。
後半は村上のソロから始めましたが、休憩時間にロシアのMarinaさんから「Юсуке и Ао, успеха сегодня!))))」と応援メッセージを頂いたため、私たちの活動が国際的であり、今回のコンサートについても世界中の仲間に報告する、ということを皆さんと共有してから演奏をしました。
まずは、チャイコフスキーの子供のアルバムから「朝の祈り」、そしてショパンのバラード1番を演奏しました。最後にたくさんの拍手を頂いたので、もう1曲、ホロヴィッツとスルタノフのニューヨークでの会合を記念し、ニューヨークにちなんだ小品を演奏しました。
その後は山口さんの演奏で、ショパンの華麗なる大円舞曲と、バラードの4番です。華麗なる大円舞曲の後に、拍手が起きたのは、まるでスルタノフのショパンコンクールの第2次予選のようでした。
こちらも、盛大なアンコールに応えて、ホロヴィッツを意識した曲を演奏されました。
プログラムの最後は、ホロヴィッツやスルタノフが得意とする、サンサーンスの死の舞踏です。今回は連弾版で演奏しました。
たくさんの拍手を頂きましたので、アンコールに、これもホロヴィッツを意識し、ビゼー=サラサーテのカルメン幻想曲、連弾版を演奏しました。こちらは特別なアレンジで、日本初演になりました。
多くのお客様に楽しく過ごすことが出来て、特別な1日になりました。
ご来場くださったお客様、応援して下さった世界中の仲間の皆様、本当にどうもありがとうございました!
posted by Murakami at 22:51| Comment(0)
| コンサート
2024年07月29日
Tribute to Sultanov '24 無事終了しました。
本日多くのお客様にご来場いただき、Tribute to Sultanov '24 のコンサートを無事に実施することが出来ました。
今回は、スルタノフとホロヴィッツの出会いをテーマにして、シューベルトの幻想曲を中心としてプログラムにしましたが、多くの方にお喜び頂けてよかったです。
事前にたくさんの質問を頂き、その多くを、コンサートの補足資料という形で記載したものを配布させて頂きました。コンサートの中でもトークコーナーという形で、スルタノフについての魅力や、評価、ホロヴィッツとの運命的な出会いや、演奏曲目に関するエピソードなどをお話させて頂きました。
会場のHall60も大変音響がよく、とても気持ちよく演奏することが出来ましたし、ほぼ満席となる形となって、このコンサートを開催することが出来てとてもよかったです。
毎年とはいきませんが、今後もこのような機会を、日本国内だけに限らず世界中で行えればよいなと思います。皆さまのスルタノフに対する暖かい思いと共に、コミュニティが成熟していければより嬉しいです。
本日応援して下さった皆様に、心から感謝申し上げます!
今回は、スルタノフとホロヴィッツの出会いをテーマにして、シューベルトの幻想曲を中心としてプログラムにしましたが、多くの方にお喜び頂けてよかったです。
事前にたくさんの質問を頂き、その多くを、コンサートの補足資料という形で記載したものを配布させて頂きました。コンサートの中でもトークコーナーという形で、スルタノフについての魅力や、評価、ホロヴィッツとの運命的な出会いや、演奏曲目に関するエピソードなどをお話させて頂きました。
会場のHall60も大変音響がよく、とても気持ちよく演奏することが出来ましたし、ほぼ満席となる形となって、このコンサートを開催することが出来てとてもよかったです。
毎年とはいきませんが、今後もこのような機会を、日本国内だけに限らず世界中で行えればよいなと思います。皆さまのスルタノフに対する暖かい思いと共に、コミュニティが成熟していければより嬉しいです。
本日応援して下さった皆様に、心から感謝申し上げます!
posted by Murakami at 00:34| Comment(0)
| コンサート
2024年06月20日
ポポヴィチ先生流に練習するバラード1番
これまで2回ほど、ポポヴィチ先生流の早いパッセージの練習方法についてを書いてきました。
1. ポポヴィチ先生の練習方法
2. ポポヴィチ先生の練習方法その2
今日もタミーラ・サリムジャーノワ先生と、ショパンのバラード1番を教えて頂いていたのですが、バラード後半の難所で上記の練習方法をどう活用するかを教えて頂きました。
1つ目の停止しながら弾く練習については、シューベルトで習った時は3/4拍子の中での3連符の弾き方でした。前回はバラード1番の中の以下の音型の中で習いました。6/4拍子の中での八分音符は、6つずつでカウントします。
バラード1番の難所のコーダは2/2で、かなりカウントもしずらいので、どのように練習するのかなと思いましたが、普通にまずは1拍目(赤)、次は2拍目(青)という具合に練習していけばよいようです。
拍で止まる練習は、いきなり言われてもすぐには出来ないのですが、タミーラ先生がその場でお手本を見せて下さるので、言い訳は出来ません。ポポヴィチ一門として練習します。
さて、重音も多いバラード1番、前回は重音の弾き方を習いましたが、あちこちでその手法が使えると習いました。例えばこんな場所もです。最初は上の音(赤)、次に練習する時は下の音(青)という風に出来ます(この楽譜で言えば、重音の全てで実施)。この時に弾く、赤や青の音は、極力強い音で練習するのがコツなのだそうです。
さらに言えば、この左手のパッセージもそうだし、バラードの中でたびたび出てくるこういった左手の音型でも練習可能と教えて頂きました。ポポヴィチ門下生の強靭なテクニックはこういう地味な練習から生まれたんですね。
1. ポポヴィチ先生の練習方法
2. ポポヴィチ先生の練習方法その2
今日もタミーラ・サリムジャーノワ先生と、ショパンのバラード1番を教えて頂いていたのですが、バラード後半の難所で上記の練習方法をどう活用するかを教えて頂きました。
1つ目の停止しながら弾く練習については、シューベルトで習った時は3/4拍子の中での3連符の弾き方でした。前回はバラード1番の中の以下の音型の中で習いました。6/4拍子の中での八分音符は、6つずつでカウントします。
バラード1番の難所のコーダは2/2で、かなりカウントもしずらいので、どのように練習するのかなと思いましたが、普通にまずは1拍目(赤)、次は2拍目(青)という具合に練習していけばよいようです。
拍で止まる練習は、いきなり言われてもすぐには出来ないのですが、タミーラ先生がその場でお手本を見せて下さるので、言い訳は出来ません。ポポヴィチ一門として練習します。
さて、重音も多いバラード1番、前回は重音の弾き方を習いましたが、あちこちでその手法が使えると習いました。例えばこんな場所もです。最初は上の音(赤)、次に練習する時は下の音(青)という風に出来ます(この楽譜で言えば、重音の全てで実施)。この時に弾く、赤や青の音は、極力強い音で練習するのがコツなのだそうです。
さらに言えば、この左手のパッセージもそうだし、バラードの中でたびたび出てくるこういった左手の音型でも練習可能と教えて頂きました。ポポヴィチ門下生の強靭なテクニックはこういう地味な練習から生まれたんですね。
posted by Murakami at 00:55| Comment(0)
| 一般
2024年05月01日
スルタノフを語る!〜対談動画のご紹介
今日は最近のYouTubeに投稿された動画の紹介です。
先日は、「スルタノフの凄さとは」というアーニャちゃんねるの動画を紹介しましたが、今回はそれに類似したコラボ企画のような動画です。
ピアニストの丸尾祐嗣さんが、ご自身のYouTubeチャンネルで、山口紺碧さんと、スルタノフについて語っています。お二人は、よくYouTubeで仲良くコラボされているだけあって、楽しい脱線などもありつつも、テンポよく会話が進んでいて、見ていて楽しい動画になっていますね。
動画の中でも触れられていますが、やはりショパンコンクールファイナルでの、コンチェルトの2番は名演です。
その他、ピアノを弾く方にとって、興味深い内容がたくさん含まれており、ロシアピアニズムを研究されている丸尾さんの口から、どのようなことが語られるか、是非1度ご覧ください。
あわせて、こちらの Instagram もよろしくお願いします。
https://www.instagram.com/sultanovjp/
先日は、「スルタノフの凄さとは」というアーニャちゃんねるの動画を紹介しましたが、今回はそれに類似したコラボ企画のような動画です。
ピアニストの丸尾祐嗣さんが、ご自身のYouTubeチャンネルで、山口紺碧さんと、スルタノフについて語っています。お二人は、よくYouTubeで仲良くコラボされているだけあって、楽しい脱線などもありつつも、テンポよく会話が進んでいて、見ていて楽しい動画になっていますね。
動画の中でも触れられていますが、やはりショパンコンクールファイナルでの、コンチェルトの2番は名演です。
その他、ピアノを弾く方にとって、興味深い内容がたくさん含まれており、ロシアピアニズムを研究されている丸尾さんの口から、どのようなことが語られるか、是非1度ご覧ください。
あわせて、こちらの Instagram もよろしくお願いします。
https://www.instagram.com/sultanovjp/
posted by Murakami at 17:30| Comment(0)
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